010.X XS:3_geis





 「騎士グレンの名に誓って──その侮辱、許すまいぞ!」

 グレンが怒りに肩を震わせて吠える。
声と共に見せたグレンの鬼気迫るその気迫はさすが、一国の武士の頂点の一角を名乗っているだけの事はあると言っていい。

ダィンスレーRは、電光の速さで地を蹴って横に飛び、
マジックミサイルを回避すると今度は瞬く間に反対側に跳躍している。

 ルサンチマンDiesが魔装鎧の本来撃てるはずの数を超えて、魔法を無尽蔵に放つのは、
取り込んだペインの命を燃やしているからであろうか。

銃本体に内臓されていたエネルギーに変換するための構造体を
全て消費しきった大型ハンドピストルを投げ捨てると、
グレンのダィンスレーRは背面腰部に横向きに掛けてあった双身剣を両手で構える。

やや距離を置いて相対したルサンチマンDiesとの間合いを計り、
じりと立ち位置を測ると、Diesは足を止めたダィンスレーRを捉えんとマジックミサイルを
腰部装甲であった場所から撃ち、撃つと同時に後に跳ねる。

あえて溜めをつくり、グレンはマジックミサイルを引き付けると
自らの機体に着弾するすんでのところでダィンスレーRを前方に跳躍させる。

目標を失ったマジックミサイルは、
空中で失速するようにその先端をぶるりと震わせると、
その直進軌道のまま、次々と地面をえぐる様に着弾していく。

 マジックミサイルは、ある程度目標に対して軌道を変えることの出来る
攻撃魔法であるが─
グレンがして見せたように着弾直前の急激な回避運動に
対応できるほどには小回りが効かない。
グレンは、敵の攻撃を避けつつこの回避が可能かどうか、機体の運動性能を確かめていたのだ。

ただそうすれば いいというわけでは、勿論ない。
タイミングが遅すぎれば被弾するのは勿論の事、
早すぎても飛び上がった機体は空中で軌道を変えた
マジックミサイルに捉えられ造作なく大破するのは目に見えている。
初めて搭乗した機体、制限の多い機体で、
そんな芸当を難なくこなすグレンだからこそ、
その戦闘技術は芸術、とまで呼ばれているのだ。

 「ペイン卿の尊厳を返してもらおうッ」

 着地し、地面にその足が触れるや否や、
ダィンスレーRは双身剣を前に突き出すように片手で構え
前へ跳躍して、地面すれすれを飛びながら、Diesに殺到する。

この移動法は空戦用でない
魔装鎧の飛行を短時間の間可能とする、三次元戦闘モードの応用である。

エクスのデアブロウや、騎士達のフラ・ベルジャには搭載されていない

──デアブロウの長距離高速移動は、脚部に搭載された専用の機関で行う為、
相当にその重量による制限に苛まされている。──

機能である。この機能は、相当にジェネレータの出力を奪われ、
使用時は武装、防御フィールド共に極度に弱体化する為に、
アンコモンクラスの魔装鎧は標準装備として装備していない場合が多い。
高度な技術を持つ乗り手に、完成度の高いノーブル・アーマーダィンスレーに似た
コンセプトの機体を供給すべきという考えから生まれたのが、
ダィンスレーRという廉価な機体であるから、
これは妥当といえば妥当といえる機能であろう。

現にグレンはこの機能を生かして、敵に一気に間合いを詰め、
魔装鎧と柄物の質量を運動させることによって
得た破壊的な威力の突きを見舞おうとしている。

 常識で考えられないスピードでダィンスレーRは、
身構えも取れないままのDiesに迫り、
今やその腹を、盾ごと貫くと見えた突撃は
直前でがくん、という衝撃と、ギチという物音とともに止まる。いや、止められた。

 見れば、Diesの構えた盾は剣と同じようにDiesを包む肉の塊に取り込まれ─
その、盾であった崩れた五角形の中心に出来た
人間の歯のように変形した部分で、突き出した双身剣の先端ははガチリと噛まれていた。
ぎりぎりと音をさせて剣を噛んだ舌が音を立てて剣の先端をへし折ると同時に、
Diesの頭部が横に裂け、夥しい数の牙と、
一見して五、六枚はあるであろう真っ赤な舌が姿を現す。



まずい。



 柄物からグレンが手を離すと同時に、
ダィンスレーRは、大きく敵の周りを旋回するような軌道で
三次元戦闘モードの加速に力を借りてルサンチマンから急速離脱する。
直後、Diesは口から攻撃魔法を放ったらしく、遠方の地面が爆発したように
土煙を天高く巻き上げて、巻き添えを食ったフラ・ベルジャの一体とジョーズ・アーミーが、
柱のような土煙と共に高々と打ち上げられる。
その光景を目の当たりにしたグレンは、
フラ・ベルジャが地面に落ちて自らの重量で鉄塊と化す音を聞く時には
さらに横に飛んで、Diesとの間合いを離していた。

 「劣ってイるのか、私が」

 グレンが飛びのくと同時に、その声はその辺り一帯に響き渡る。
グレンはその声を聞いて、凍りついた。
巨大な声は、ペインの声の響きを持っていたのだ。

 「正しく生きて及ばぬ、
しかノみならず
罪を犯した者に及バず。
正しく生きる意味。
積み上げてきたもの。
では罰は
何のためにある?
罰から逃げたあやつの
…ア"ア"」


 「──ペイン・オールトー!まだ人の心が残っているなら、私の声を!」

 Diesの発する、葛藤らしき声に意識を持っていかれたグレンは思わず叫ぶ。

  「許さない
許さなかっタ
お前たチ
許さない
許サない
許さナい
許さなイ
認められなかった者をお前たチの心は許さなイノニ

─許さないぃ"ぃ"ひ」


 「違うッ!違うんだ、ペイン!ペイン卿!」

 グレンは、無我夢中となって叫ぶ。

 声を発しながらびりびりと震える常世の花、Diesの舌がグレンの視覚に、強く焼きつく。

 ルサンチマンは史上、人間と言語を共有した事はない。
グレンの胸に、当惑と焦燥の炎が上がる。



 …この形、この異形を前にして迷う事は…死ぬ事と等しい。
しかし、あれは今、言葉を喋ったのだ。
心のかけらを乗せた、声で。



 殺す、とDiesが言葉を吐いて、グレンの方に向き直る。

 その短い言葉に、グレンはようやく自分に向けられた殺意を再び意識する。

 バキンと音を立てて、Diesの背中から昆虫の足を思わせる、
外骨格に覆われた関節肢状の長く、細い腕が生え出ずる。

 それを見てグレンは、無意識に─本能的にダィンスレーRに残った最後の武器、
装甲の厚い拳で構えを作った。

 ペインに魂というものが残っているとしても。

 今、あの言葉に乗せて吐き出したように
彼の魂は今や光の届かぬ深遠な闇の中にしか居場所は無いのだ。
自分の手で葬る事だけが、彼の誇りを、
騎士の誇りを守る行為である、とグレンは構えに遅れて決心する。

 「ペイィン、オォルトォーオッ!」

届かぬと知りながら、最後に、彼はもう一度騎士の名を叫んだ。
今は、光差さぬ常世の闇の中にいる哀れな騎士の名であった言葉を。



 「ザノン!」

 通信を許可すると同時に、
感情の行き場を見失って猛り狂うザノンの耳に飛び込んできたのは、
二三人の重なり合った、自らの名を呼ぶ声だった。

 「…皆…なの…?」

 ザノンは、今聞いた声が聞き慣れた声であると了解すると、
何故だか彼らに恥じ入るような気持ちで声を上げた。

 「そう、ザノン君!貴方みたいな大馬鹿者には
声を聞かせないと心配している人間がいるってわからないんだから!」

 ヒサノの怒りを抑えた声がザノンの耳朶を射る。

 「僕は!
僕がこうしているのはみんなの為に…」

 「俺達の為なんて嘘はつきっこなしだぜ、ザノン。
だったら、そんな無茶をする前に言う事くらいあるだろう!
心配をするってのがわかってるならな…!」

 ヘキサの言葉への答えに、ザノンは窮する。

 確かに、自分の心に…アイギスと、
自分の能力の自負から来る驕りのようなものはあった。
自分を見てくれているものを軽視していた。
そう言われてもおかしくはない。

 「詳しい事情はわからないが、知りたいな。
俺は話してくれるって思ってる。
いいか、絶っ対戻って来い。
待ってる俺たちがいるんだ。
裏切るなよ。
お前が騎士なら、逃げてくる事はしてこないかもしれない。
けど、それをしてもいいと俺たちは思ってる。
──俺たちが許す。
生きて、戻って来い。待ってるからな」

 最後に、ザノンに言葉を発したのは、アッシュ・ジンだった。
あの、ザノンの窮地を救い出してくれた級友。

 ザノンは、駆り立ての炎に焼かれて、忘れていた。
これらの人々と共に支え合って
いかなければ戦えない自分である事を。
自分が支えているのではない。
支えあってくれているものたちを大切にしなければならないのに
その信頼を蔑ろにして、何も告げずに飛び出した自分を恥じた。

 折れた肋骨の痛みと、級友たちの声と、
後悔とで震える自分の指を了解して、ザノンは一瞬、ぎゅッと堅く眼を瞑る。

 気がつけば、濃密に漂っていたもう一人のザノンの気配は、コクピットの中から消え失せていた。

 「僕は…ッ、馬鹿者だ…」

 「そうだな、馬鹿者には出来すぎた友達じゃないか」

 何かをいいさしたザノンの言葉をエクスからの通信が遮る。

 「エクスさん、僕らの話を…」

 「戦場で隠し事は無しだ」

 正体を隠している男の、どの口がほざくと
ザノンは内心にエクスの物言いに呆れ果てる。

 「帰りなよ、誰も咎めない。
俺だってお前さんを巻き込むのはどうだと言うくらいの事は
思うものなんだぜ」

 しかし、後悔の念を抱いたザノンであっても…
反射的に口から出た言葉は嫌です、というものだった。

 「その機体…デアブロウもないと困るんでしょう?
だからといってアイギスだって引っ込めたら…どうなるかわからないと思うんです。
中途半端なのだって、よくないじゃないですか」

 エクスはウム、と唸って顎を一つ撫でると、コンソール上のグラフを確認する。



 ─バニシングレイの発射の為のチャージは、何とか終わったようだ。

なら、使わない手はない─。



 胸算用を働かせると、エクスはばしっと膝を打つ。

 「やるんならやるで…
友達に誓いでも立てておくがいい。
まがりなりにも騎士の卵だろう?
…俺も君の友達には、嫌われたくないものだがね」

 はい、とザノンが低く呟くと、
エクスは前に出る姿勢を見せ始めた大型ルサンチマンの怨霊砲をかいくぐって進撃を始める。

「お前は、一人じゃないんだ。それは何より幸いな事だ。ザノン・シール」

 エクスの呟きは、風に流れて誰にも聞かれずに空中に溶ける。

 「僕は…必ず、生涯殺されること無く、友達の所へ生きて帰る。
僕が生きて帰るのは皆をきちんと守れた証拠だから─
僕たちは繋がり続けて、続いていく事を約束する。
様々な人が生を絡めとられてしまった。

─その意思に関わらず、ひとが生命を理不尽に手折られる未来は…嫌だ。
僕は盾の名とアイギスと女王陛下に誓う。
必ず、生きて戻る事を。
生という欲望の剣で、死の渇望を打ち払う事を、此処に誓う!」

 生きるという事はなんであるか。
己の生のみを紡ぐ行為では断じて、ない。
どのような人間であっても、人と関わらない人生はあり得ず、
人は、人に、何かを受け、与えている。
憎しみですら、その相互の関係の一部なのだ。
ひとが皆関わりを否定したら世界は終わる。
どんな人間でも、一人では生きていく事はできない。
己が生き続けることは、人を生かし続ける事である。
世界を続け、世界の一部を建築する行為である。
ザノンは声を上げて、エクスが腰の太刀を払って切り開いていった道を眼前に見出す。

 「破った時は、貴方の名前は隠れ、恥じて語られる事は無くなります。
ナイトガルドの治世に於いて、同じ名前を抱くもの、血の繋がったものは呪われた者となるでしょう。
その覚悟、ありやなしや」

 ヒサノが、ザノンの立てた誓約を聞き届け、ザノンに問う。
この問いはいわばナイトガルドに伝わる儀式のようなものである。

 「あります!呪いではなく我に凱旋のあらん事を!…いや」
 アイギスが、ザノンの言葉と共に飛翔する。空気が震えたとザノンが
知覚して飛翔したアイギスは急速回避運動を取り、その一瞬後に殺到してきた怨霊砲を避ける。

 「皆と、僕とで凱旋の道を切り開く!」

 ヒサノは祝福する。

 「騎士ザノンに武運のあらんことを」

 ヘキサは激励する。

 「武運と、涸れない勇気を」

 アッシュは、鼓舞する。

 「不死の生命と、伴って、永遠の武運を」

 アイギスは空中で太刀と刀を持ち直し、エクスの走っていった軌道を急速で追跡し始めた。



 一対一となって、ウォーリアに力負けをしたフラ・ベルジャが 、もろに胴体に拳の一撃を受ける。

無残に凹んだ胸部装甲を、続けざまにウォーリアの脇の下から伸びる細い腕の先端についた爪が刺し貫く。

 やや離れたところから狙いをつけたジャックのクワィケンが
アサルトライフルをそのウォーリアに撃ち込むと、そちらに一瞬注意をそらされたウォーリアは、
捕縛したフラ・ベルジャの剣の一撃を胸の瘤に突き立てられる。

 疾走しながらユーンは、マルチランチャーの装弾を終え、
ウォーリアの死角に陣取ると、魔装弾をランチャーから撃ち込む。

 ユーンの撃ったのは爆裂弾と見えて、照準したウォーリアの脛に
着弾すると爆音と共に吹き飛んだ破片でウォーリアの右の脛をずたずたに引き裂く。

 装甲を貫かれたまま、フラベルジャは盾で思い切りウォーリアの顔面を殴る。
ウォーリアの右目がその衝撃ではじける様に潰れ、
足に被弾した事でバランスを失ってその体がぐらりと右に傾く。
 ジャックのクワィケンが、辛うじて踏ん張っている
ウォーリアにライフルの集中砲火を浴びせながら突進する。
─その銃の先端には、据えつけられた銃剣が鈍く光を放っている。
 ウォーリアよりもはるかに体格の劣るクワィケンでも、
接近戦武器で広範囲を一度に破壊する事は可能である。

万全の状態のウォーリアにこれを挑むのは無謀といえるが、
ジャックは百戦錬磨の傭兵である。
弱りきったと判断すれば、積極的に致命傷を与えにいく。

 ガクッと音をさせて、フラ・ベルジャがウォーリアの胸から抜いた剣は、
今度はウォーリアの顎を貫いて、後頭部に抜ける。

身もだえするウォーリアは、思い切りフラベルジャの脇腹を殴りつける。
打たれた場所は物凄い音を立てて、
フラ・ベルジャの細い腹から上は不自然な角度に曲がった。
コマ送りのように、フラ・ベルジャはぐらりと身体を揺すって
ゆっくりとその場に倒れていく。
 ずしいんという轟音と同時に、ジャックはチッと舌打ちを鳴らすと、
クワィケンを急停止させ、アサルトライフルを連射しながら後退を始める。

 「先頭のニュクスに二発目いくぞ!」

 オクトパスのクルーが叫び、バニシングレイが頭上を切り裂いて飛んでいく。
ユーンは、今度はアサルトライフルをジャックの反対側から
ウォーリアに浴びせ始めるが、いかんせんクワィケンは小型である。
通常の装備では、ウォーリアに深刻なダメージを与えるには力不足といえるし
ウォーリアに一発でも攻撃を貰えばクワィケンのキャパシティでは受け止めきれず
大破するのは目に見えている。

 「フラ・ベルジャがもたないでさぁ!」

 ジャックは嫌な汗をかきながら、彼のクワィケンに、腰にすえつけた手投げ魔装弾を手に取らせる。

 「言うなよ、クワィケン二機でも一体ならやれない事はない」

 ユーンが、コクピットの中で前髪の後退した広い額を撫でて呟く。
破壊された右足を引きずるように、ウォーリアの残った左目が
ジャックのクワィケンを捕らえて、ギロリと睨む。
大きく跳ねて、頻度を増した怨霊砲を横飛びにかわすと、
ジャックのクワィケンはスピードを増して横走りを始める。

 「そらそら、見とれていると!」

 ジャックが声を上げると同時に、ユーンは真っ直ぐウォーリアに向かって殺到し始める。
その気配を察して、ウォーリアが足を引きずって身体をもたもたと旋回させるが
それを見てとったジャックのクワィケンが今度は真っ直ぐウォーリアに殺到し始めて、
逆にユーンのクワィケンはウォーリアの視界から逃れるように、ウォーリアの右手側に向かって横走りを始める。

 「転びさらせ!」

 ジャッククワィケンは、狙いを定めてウォーリアの左足の辺りに向かって手投げ魔装弾を思い切り投げる。
先ほど、クワィケンがジョーズ・アーミーの動きを封じたものと同じ種類のものである。
着弾した魔装弾の魔法の影響で極度に重さを増した自らの左足が枷となって
ウォーリアは地に伏したフラ・ベルジャの機体に、
負傷した右足を引っ掛けて、バランスを失って地面に転倒した。

 目論見どおり、とユーンとジャックのクワィケンはウォーリアに向かって一気に間合いを詰める。
しかし、視界の端、遠方ににもう一体のウォーリアの影を認めたユーンは
直ぐに踏みとどまって影の方向に向き直った。

 影の胸の辺りがチカリと光った時にはもう遅い。
ユーンのクワィケンは、頭上を掠めてとんでいったウォーリアのエナジーボルトを被弾して、
首から上を吹き飛ばされていた。

 「頭が涼しいぜ!」

 冷や汗をかきながらも生きている事を確かめたユーンが口笛を鳴らして憎まれ口を叩く。

 「新手か!ユーンはやられたのは頭部ユニットだな、オクトパスまで撤退するぞ!」

 ジャックが忌々しそうに呟いて、彼のクワィケンはアサルトライフルを投げ捨てて、腰のブロードソードをぬき払う。
一気に倒れ伏せたウォーリアに詰め寄ってトドメだけ刺そうと言うのだ。

 ユーンが極度に機動性の落ちたクワィケンをジリジリと後退させようと後に歩き始めると、
はるか彼方に居たウォーリアの上半身…胸から上が爆発するように吹き飛んだのが見て取れた。

 「メーテか!」

 待ち望んだ僚友が到着した事をその威力が教え、ジャックは歓喜の声を上げる。
ゴールデンコヨーテの中でも対中・大型、遠距離戦に威力を発揮する部隊、それが
メーテ・マリシンの班である。